タイトル | 西暦 | 『The World』の事象 | 現実世界の出来事 |
(作品背景) | 2004年 | | ◆『黄昏の碑文』の執筆者・エマ=ウィーラントが交通事故により他界。
◆ハロルド=ヒューイックが頓挫していた究極AIの開発を再開。 |
2005年12月24日 | | ◆通称『Pluto Kiss』事件発生。全世界のネットワークが一斉に停止し大混乱となる。犯人はロサンゼルス在住の10歳の少年。
◆同事件の影響により、一般人のネット利用が原則禁止となる。 |
2006年 夏 | | ◆『Pluto Kiss』の影響を受けなかったため、2006年初頭から全世界共通システムとして採用されていたALTIMIT社製の業務用OS『ALTIMIT』が個人向けへの普及を見せる。
◆『ALTIMIT』開発の中心メンバーだった役員がALTIMIT社を退社し、サイバーコネクト社(CC社)を設立。 |
◇『フラグメント』の内部に究極AIを生み出す基となるブラックボックス(通称『ハロルド・システム』)が組み込まれる。 | ◆ハロルド=ヒューイックが『The World』の基盤となるネットゲーム『フラグメント』をCC社にプレゼンする。 |
2006年 夏 〜 | | ◆2006年、渡会一詩がCC社に入社。 |
◇ハロルド・システムに組み込まれた究極AIの成長プログラム『モルガナ』が自己保存の精神に目覚め、暴走を始める。 | ◆ハロルドがモルガナの暴走を食い止めるため、自身の精神を『フラグメント』に内包させる。肉体の居場所、安否は不明。『フラグメント』の公開を前にして失踪したとされた。 |
2007年5月 | ◇『フラグメント』のテストプレイが開始。内容はいわゆるクローズドβテスト的なもの。募集人数は1024人。
◇モルガナにより、特殊なNPCを削除するためのデバッグアイテムがシステム管理者用アイテムとして用意される。
◇CC社のデバッグチームが『フラグメント』内での活動を開始。のちに『碧衣の騎士団』と呼称される。
◇ハロルド・システムにより生み出された不正規のNPCの存在が確認される。それらはのちに『放浪AI』と呼ばれ、CC社側にはバグデータと認定される。 | ◆渡会一詩がデバッグ作業に携わり始める。
◆バルムンクのプレイヤーや、水原遥(W・Bイェーツ、ほくとのプレイヤー)が『フラグメント』のテストプレイヤーに当選。 |
2007年7月末 | ◇『フラグメント』のテストプレイが終了。当初の予定から前倒ししての終了であり、事実上の中止。
◇『フラグメント』の世界観の原型は、かつて一部で話題となったネット上の叙事詩『黄昏の碑文』ではないかと囁かれ始める。 | |
2007年10月 | | ◆全世界のネットワークサーバーのほぼ全てがALTIMIT社製のものに移行される。
◆CC社が『フラグメント』を発展させたネットゲーム『The World』を発表。発売日をネット利用制限が全面解除される12月24日に定める。 |
2007年12月24日 | ◇『The World』の運営が開始される。 | ◆ネット利用制限の全面解除を祝い、国連が新たに定めた祝日『Mother Mary's Kiss』が到来。
◆CC社が『The World』十ヶ国語対応版のダウンロード販売を全世界同時に開始。 |
2007年末 〜 | ◇PC・クリムと昴が、プレイヤーの有志による自治集団『紅衣の騎士団』を結成。 | ◆『The World』の日本語版チーフディレクター・徳岡純一郎がCC社を退社。 |
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AI buster | 2008年 〜 2009年 | ◇碧衣の騎士団が放浪AI・リコリスを補足。削除を試みるも、リコリスは自身をいくつかのセグメントに分割して逃亡。
◇碧衣の騎士団の団長・アルビレオが記憶を失ったリコリスと出会う。これ以降、アルビレオはログアウト不能になる。
◇PC・バルムンクとオルカが『ザワン・シン討伐イベント』を攻略。
◇リコリスがアルビレオの手により記憶を取り戻すが、まもなく消滅。
◇Web詩人のW・Bイェーツが叙事詩『ザワン・シン』を公式BBSに投稿。この内容から、バルムンクとオルカのパーティは『フィアナの末裔』と呼ばれるようになる。
◇オルカが『ザワン・シン討伐イベント』の特典としてレアモデルのPCを獲得するが、獲得権をバルムンクに譲渡。 | |
AI buster 2
SIGN | 2009年 秋 | ◇碧衣の騎士団が放浪AIと思しき『猫PC』の調査を開始。 | |
◇PC・司が猫PCのマハに導かれ、モルガナと未完成の究極AI・アウラに接触。モルガナから『ガーディアン』と呼ばれる仕様外のモンスターを授けられる。
◇紅衣の騎士団の分隊長・銀漢が司のガーディアンにPKされる。
◇フィアナの末裔が、司のガーディアン騒動に端を発するバグ関連の調査を独自に開始。 | ◆荘司杏(司のプレイヤー)の精神が『The World』に取り込まれる。肉体は意識不明の昏睡状態に陥る。
◆銀漢のプレイヤーが一時的な意識障害に陥るが、まもなく復帰。 |
◇アルビレオが猫PC・マハと接触。マハの操るガーディアンと交戦するが戦闘不能になり、デバッグアイテムも破壊される。 | ◆渡会一詩(アルビレオのプレイヤー)が重度の意識障害により入院。部下の柴山咲に司の監視を託し、長期療養に入る。 |
SIGN | 2009年 秋 〜 2010年 春 | ◇司が紅衣の騎士団に一時拘束されるが、PC・ミミルに司の救出を頼まれたPC・楚良の手引きにより脱出。
◇司がミミルやベアと共に、ハロルドの残留思念の一部を発見。直後、マハの操るガーディアンに襲われ、ミミルを庇った司が消滅する。 | ◆佐久間亮(PC・ベアのプレイヤー)が司の現実世界での素性を調査し始める。 |
◇アウラの眠る部屋で司が再生。記憶の一部を失う。
◇銀漢を中心とした紅衣の騎士団の団員達が実力行使による不正排除を開始。この行為を見かねた騎士団の代表者・昴は騎士団の解散を宣言。
◇ミミルやベア、昴など、司を取りまくPC達がハロルドの残留思念の捜索を開始。
◇バルムンクがウィルスバグと交戦。
◇楚良がアウラの眠る部屋を発見。同時にモルガナとも接触し内通する。
◇ハッカー・ヘルバの協力を得た司達がモルガナと決戦。戦いの中でマハがガーディアンと共に消滅。司はモルガナとの決別を決意。
◇アウラ覚醒。 | ◆病院に収容されている荘司杏の身が一時的に変調をきたす。 |
◇楚良がモルガナを裏切ったため、『八相』の第一相・スケィスにデータドレインされる。スケィスは楚良のPCデータに癒着。
◇司がログアウトに成功。 | ◆楚良のプレイヤーが意識不明になる。以降、彼が最初の『未帰還者』と認識される。
◆荘司杏が意識を回復する。 |
(作品背景) | 2010年 春 〜 2010年10月頃 | ◇国崎秀悟がPC・カズのアカウントを使用してログイン。アウラと出会う。 | ◆佐久間亮が荘司杏の後見人となる。 |
ZERO | ◇PC・カールが楚良、アウラと遭遇。
◇『The World』から距離を置いていた昴がゲームに復帰。カールと接触する。
◇カールがスケィスに変貌した楚良と対峙。 | |
◇PC・アルフがスケィスに襲撃される。
◇カールがスケィスに倒される。 | ◆アルフのプレイヤーが未帰還者となる。
◆仁村潤香(カールのプレイヤー)が未帰還者となる。 |
GAME Liminality
Another Birth | 2010年10月頃 〜 2010年12月 | ◇カズがスケィスに襲撃される。 | ◆速水文和(カズのプレイヤー)が未帰還者となる。 |
◇PC・カイトが初ログイン。
◇オルカとカイトがスケィスに追われるアウラと遭遇。アウラから『黄昏の書』を託された直後、オルカがスケィスにデータドレインされる。カイトはヘルバの横槍により助かる。
◇カイトがPC・ブラックローズと共にウィルスバグと交戦。戦闘中、カイトに黄昏の書がインストールされ、『腕輪』の力を発動させる。
◇カイトが猫PCのミアとその友人・エルクと遭遇。ミアに普通のPCには見えない腕輪の存在を見抜かれる。 | ◆ヤスヒコ(オルカのプレイヤー)が未帰還者となる。 |
◇PC・ジークのパーティがスケィスの潜むエリアに侵入。スケィスに襲撃され、全滅する。 | ◆香住智成(ジークのプレイヤー)が未帰還者となる。香住と共にゲームをプレイしていた恋人・水無瀬舞も意識を失うが、まもなく回復。
◆未帰還者事件を調査していた徳岡純一郎が水無瀬舞と接触。調査への協力を要請する。 |
◇徳岡純一郎がPCを使用してスケィスの潜むエリアを調査。異常な状態に見舞われる。
◇スケィスがアウラを三つのセグメントに分割し、アウラを封印する。この後、カイトのパーティがスケィスを撃破。
◇腕輪の反存在『クビア』が覚醒。 | ◆徳岡純一郎と水無瀬舞が、香住智成が未帰還者となった時の状況を再現。徳岡の様子に異常が起きるが、舞の機転により難を逃れる。 |
◇CC社のシステム管理者・リョースが仕様外のPCを使うカイトに警告を発する。
◇カイトのパーティが第二相・イニスを撃破。アウラのセグメントを入手。
◇カイトのパーティがクビアと遭遇。PC・ミストラルと共にこれを退ける。
◇カイトが情報通のPC・ワイズマンと接触。
◇カイトのパーティがヘルバと接触するため、ネットスラムに入る。その後をつけバルムンクとリョースも侵入。
◇モルガナがネットスラムに第三相・メイガスを放つが、カイトのパーティにより撃破される。
◇バグが『The World』全体に侵食し始める。 | |
◇バルムンクがカイトと和解。
◇カイトのパーティが第四相・フィドヘルを撃破。アウラのセグメントを入手。
◇カイトのパーティがクビアと二度目の接触。これを退ける。
◇リョースがカイト達と和解。 | ◆第二次ネットワーク危機の発端となる事件が発生。横浜みなとみらいがネットワークから完全に断絶される。
◆徳岡純一郎が香住智成の友人・相原有紀と接触。
◆『The World』を発生源とする一般社会へのネットワーク被害が急増。CC社上層部が『The World』のサーバーの破壊を計画する。 |
◇カイトがスケィスに癒着されていた楚良のPCを解放。
◇カイトのパーティが第五相・ゴレを撃破。 | ◆徳岡純一郎が香住智成の友人・遠野京子と共に、ヘルバの代理人・佐藤一郎と接触。 |
◇ミアが八相の第六相・マハとして覚醒。カイト達がこれを倒し、アウラのセグメントを入手。
◇カイトとヘルバ、リョースなどの協力者達が『禍々しき波(モルガナ、八相の総意)』の包囲を試みるも失敗する。
◇アウラが全てのセグメントを取り戻す。カイトのパーティはクビアと三度目の交戦。
◇『禍々しき波』を再度補足。カイトのパーティが第七相・タルヴォスを撃破。 | ◆第二次ネットワーク危機が『Pluto again』と呼称されるようになる。
◆『禍々しき波』の包囲に失敗により、リョースの部下のCC社社員数名が未帰還者となる。
◆未帰還者達の内、数名が重体に陥る。 |
2010年12月24日 | ◇カイトのパーティがハロルドの本体と邂逅。
◇カイトとブラックローズが『腕輪』を自ら破壊。これにより反存在のクビアを消滅させる。
◇カイトと仲間達が『禍々しき波』と最終決戦。自己犠牲の精神に目覚め、死を迎えたアウラと共に『禍々しき波』は消滅する。 | ◆徳岡純一郎が調査の協力者達と共に、CC社が管理する海上情報バックアップセンター(東京メガフロート)に潜入。
◆未帰還者達全員が意識を回復する。 |
2010年末 〜 2011年 春 | ◇2011年初頭、『The World』の大幅な仕様変更が始まる。これに伴って『碧衣の騎士団』も解散。 | ◆2011年初頭、渡会一詩が長期入院を終える。退院直後、これまでに『The World』と、それに付随して現実世界で起きた一連の事件(のちに『黄昏事件』と称される)の責任を問われ、CC社を退社させられる。
◆『Pluto again』の収束が発表される。
◆独占禁止法違反の容疑でALTIMIT社とCC社に捜査が入る。
◆黒川真由美(ミストラルのプレイヤー)が娘・深鈴を出産。 |
2011年 春 | ◇究極AI・アウラが誕生。世界の創造主として『The World』のシステムと繋がる存在となる。カイトはアウラから再び『腕輪』を託される。
◇公式BBS上でカイトのパーティの活躍が話題に上る。『The World』に復帰したオルカがそれを『ドットハッカーズ(.hackers)』と呼称し、その解説をBBSに投稿する。
◇ミアが再生する兆しを見せる。カイトとエルクが眠るミアの下に赴き、再生を阻もうとするものを排除。ミアの再生を見届ける。
◇カイトがフィアナの末裔と共に『The World』各地に残るウィルスバグの掃討を始める。 | |
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(作品背景) | 2011年 〜 2014年 | ◇CC社が『黄昏事件』の中で失われた放浪AI削除用のデバッグアイテムの再開発に成功。それに伴いデバッグチーム『碧衣の騎士団』が再結成される。
◇新たな基本職『拳闘士』や、各種上級職(『人狼族』など)が追加される。 | ◆柴山咲がデバッグチームの責任者に就任。
◆バルムンクのプレイヤーがCC社に入社。
◆バルムンクのプレイヤーが開発部に配属。『The Word』のゲームマスターに就任。 |
黄昏の腕輪伝説 (原作漫画版) | ◇アウラが自身の更なる成長・進化を求めて、『.hackers』のPCを再びこの世界で冒険させることを発案。バルムンクはこれを『テストプレイ』と称した。 | |
2014年 春 | ◇管理者・バルムンクがPC・シューゴとレナの監視を開始。
◇アウラがシューゴに接触し、『カイトの腕輪』を託す。 | ◆国崎秀悟、国崎れなが『.hackers公式限定エディションキャラクター』キャンペーンに当選。 |
2014年 夏 | ◇シューゴが自分自身を『アウラの娘』を称する放浪AI・ゼフィと出会う。
◇管理者権限を失ったバルムンクのPCが碧衣の騎士団により更迭される。
◇シューゴがデータドレイン能力を使ったことによりチート容疑を懸けられ、碧衣の騎士団の手で仲間達と共に拘束される。
◇ネットスラムへ向かうシューゴのパーティが碧衣の騎士団と交戦。
◇シューゴがバルムンクと決闘。
◇シューゴとレナ、ゼフィがアウラと邂逅。
◇W・Bイェーツが叙事詩『黄昏の腕輪伝説』を公式BBSに投稿。 | ◆バルムンクのプレイヤーがCC社上層部の意思により管理者権限を剥奪される。 |