た行



大輔 (現実の人物 / 男性)
  CV:川田紳司
  登場作:黄昏の腕輪伝説

◇現実世界
  アニメ版のみに登場。
―――(アニメ版設定)――――――――――
  迫り来る“黄昏”によって利用されているハッカー四人組の一人。
  楽観的な性格で、四人組の中では影が薄い。The Worldでは男性双剣士のPCを使用している。
  シューゴ一行と碧衣の騎士団を一網打尽にする作戦の際、四人組が呼び寄せた放浪AI・モルティによるデータドレインの無差別攻撃に巻き込まれ、未帰還者となる。





黄昏の守護者 (NPC / ウィルスバグ)
  CV:−(ボイスが無いため不在)
  登場作:SIGN / GAME・Vol.2、Vol.4

◆The World (SIGN)
  モルガナが司に授けた、通常の仕様に無いモンスター。通称ガーディアン。
  鉄アレイに似た外見(棒状の物質の両端に球状の物質が構成されている)を持ち、その表面はゲル状。体の中央には“タソガレノウデワ”と呼ばれるものが埋め込まれており、それが自身の核となっている。また微弱ではあるがデータドレイン能力をも有している。
  司に従うような素振りを見せているが、やがて司の意のままに従わなくなり暴走。しかし実際はマハが操作していた。
  司がモルガナの下を離れ始めてからは姿が見られなくなるが、後に司を利用し傷つけたことを気に掛けていたマハによって召喚され、モルガナの操る青いガーディアンに襲われた司と昴の盾として相打ちになり消滅した。

◆The World (GAME・Vol.2、Vol.4)
  『Δ隠されし禁断の聖域』での回想イベントに登場。またウィルスバグに侵食されたエリアなどにモンスターとして出現。





タルヴォス (NPC / ウィルスバグ)
  CV:−(ボイスが加工されているため判断不可能)
  登場作:GAME・Vol.4

◆The World (GAME・Vol.4)
  八相の内の一つ。第七相『復讐する者(The AVENGER)』。
  不可思議な形に曲がりくねった石柱の中点に、一本の巨大な杭が打ち込まれているという、何とも抽象的な形態をとっている。
  石柱の前面部には埴輪の様に穴を開けただけで表現された目と口らしきものがあり、巨大な杭で攻撃を仕掛ける際などに泥の色の涙を流す。
  作戦に綻びが出た主人公陣営に一度は甚大な被害を及ぼすも、禍々しき波を包囲するオルカ作戦を再度実行された際は追い詰められ、迎撃に出た主人公らによって討伐された。





タルタルガ (NPC / 男性)
  CV:西村知道
  登場作:GAME・Vol.2〜Vol.4

◆The World (GAME・Vol.2〜Vol.4)
  ネットスラムの住人。
  PCとは掛け離れた姿をしているが、実際に不正PCか失敗作NPCかの判断はつかない。
  彼だけは他の住人とは違って壊れている(データが破損している)様子は見られず、まるでプレイヤーが操作しているかのような会話や対応が出来る。
  姿形は老人のような印象で極端に小柄。口周りから顎にかけては身の丈半分もあろうかという量の髭を蓄えている。
  ヘルバと接触するためネットスラムを訪れた主人公に、黄昏の碑文やネットスラムについての知識を教えた。





太郎 (PC / 双剣士 / 男性)
  CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在)
  登場作:Another Birth

◆The World (Another Birth)
  オンラインゲーム初心者のプレイヤー。
  チムニやブラックローズからThe Worldをプレイするための手解きを受ける。
  そんな中、ウィルスに侵食されたエリアに入ってしまい、ウィルスバグと遭遇する事態に陥ってしまう。

◇現実世界
  詳細は不明。アメリカ人らしい。





チムニ (PC / 剣士 / 男性)
  CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在)
  登場作:Another Birth

◆The World (Anther Birth)
  能天気な剣士。
  ブラックローズが初ログイン後して間もなく知り合ったプレイヤー。仲間のNOVAと共に、ブラックローズにThe Worldの基礎知識をレクチャーした。
  宝箱に仕掛けられた罠を喰らって全種類制覇することという、変わったプレイ目標を持っている。

◇現実世界
  詳細は不明。





 (PC / 呪紋使い / 男性)
  CV:斎賀みつき
  登場作:AI buster 2 / SIGN / GAME・Vol.2〜Vol.4 / Unison / GIFT

◆The World (AI buster 2)
  不正規のモンスターを操るPC。
  猫PC(マハ)と共に碧衣の騎士団からその行動を監視されていた。

◆The World (SIGN)
  アニメ『.hack//SIGN』の主人公。
  何者かの手により自意識をネットゲーム『The World』の内部に取り込まれ、ゲームからログアウト出来なくなる。
  その際、カオスゲートを通さずにサーバーやエリア間を直接移動できる能力を身に付けるが、同時にPCが決して感じることの出来ない触感や匂い、痛覚を感じるようになる等、特異な状態に陥ってしまう。
  取り込まれた後は目覚めさせんとするモルガナの企みにより、アウラの歪んだ形で覚醒させるために利用され続けていた。
  性格は只管にネガティブ。誰にも心を開かず、自分の殻に閉じ篭っているような印象を与える。だが昴やミミル、ベアなどの人々と関わりを持っていく内に周りの人間には徐々に心を開いてゆくようになる。
  『Δ隠されし禁断の聖域』におけるモルガナ陣営との決戦以降、モルガナと直接対峙した司は自らモルガナと決別する意思と、現実に立ち向かうことの大切さを告白する。この時、司の精神と同調していたアウラが“アウラを作った者”が望むべき正常な姿で覚醒したのは、司自身が成長した結果でもある。

◆The World (GAME・Vol.2〜Vol.4)
  『Δ隠されし禁断の聖域』やルートタウン等で、思念体として登場。
  プレイヤーの意識は既に回復しているので、六人の未帰還者の中の内には含まれていない。
  PCとしても登場するが、PC自体がプレイヤーの手を離れて放浪AI化してしまっている。

◆The World (Unison)
  長い時間を経てこの世界に帰ってきたプレイヤー。
  放浪AIだったPCを取り戻し、現在は学校の寮からログインをしている。
  エルクとの出会いやミア(=マハ)との邂逅、アウラの眠る場所で約束を交わし別れた楚良との再会など、戻って来て間も無い内に様々な経験をした。

◆The World (GIFT)
  主人公その一。
  ヘルバの企画により召集されたフィールドでベアの死体を発見。そこから始まった温泉を巡る戦いに巻き込まれる。
  ミミルに連れ回され戸惑っていた司だが、最後はカイトと一緒に温泉に浸かっていた。ちなみにPCの服装に変化はないが、身体のグラフィックは女性としての仕様になっている。

◇現実世界
  フレーム左側メニュー『ZERO』 → 『荘司 杏』の項目を参照。





寺島良子 (PC / 重斧使い / 女性)
  CV:名塚佳織
  登場作:GAME・Vol.3〜Vol.4 / Another Birth

◆The World (GAME・Vol.3〜Vol.4)
  上品な物腰の重斧使い。
  普段は温和でおっとりとした態度をしており、どの様な場面でもその態度を崩さない。しかしネットゲームの経験が浅いためか、時折突拍子もない行動をして周囲の人間を驚かせることもある。
  実はインターネット自体にもろくに触れた経験が無いので、文章によるネット独特の感情表現の使い方も随分とおかしかったりする。
  また極度の方向音痴らしく、ダンジョンの一階にいたつもりが実は最下層まで行っていたという話もしばしば。

◆The World (Another Birth)
  カイトの仲間。
  丁寧な物腰の初心者プレイヤー。怖いもの知らずだが、それ故にパーティーの足を引っ張ってしまうことも。

◇現実世界
  本名はPC名と同じ。高校二年の女子学生。九州方面在住。
  福岡県内にある、名門中の名門と言われる最馬女子大学付属高校に通っている。そこでは車でのお出迎えは当たり前で、修学旅行は世界一周クラスだとか。
  本人もいわゆるお嬢様であり、その姿勢や物腰は気品を漂わすものがあるが、反面世間知らずな所が多々見られる。更に天然ボケも少々入っている。
  また良子の父親は彼女曰く「お茶目な人」らしく、お米の気持が判らない料理番を庭の池に縛り付けたり、良子に付いた“悪い虫”を黒服の男達を使って掃除させているらしい。





遠野 京子 (現実の人物 / 女性)
  CV:久川綾
  登場作:Liminality

◇現実世界
  Liminality Vol.3の中心人物。The Worldのプレイヤーでもある。PC名はKYO。
  飛騨地方の県立高校に通う高校三年生の少女。ただ特別な事情があるらしく、現在の年齢は19歳。初めてネットゲームを体験したのは小学三年生の頃と、そのネットゲーム歴は長い。

  頭の回転が速く、単純に言えば頭が良い。横浜がネット災害(ネットワーククライシス)に襲われた際、有紀や徳岡の身を案じる余りにどう行動して良いか判断できなくなった舞に的確な指示を与えていたことからもその機転の早さが伺える。
  しかしそれ故に、思い切りの必要な出来事に対しては慎重になり過ぎて行動を躊躇ってしまう一面がある。
  両親がそれぞれ翻訳家と文筆家なので、幼い頃から文章に関する物には事欠かなかった。小説だけでなく歴史学や民俗学の専門書も愛読しており、神話や伝説のルーツに興味を示している。そして彼女の興味は詳細不明の叙事詩『黄昏の碑文』もその範疇に収めている。
  飛騨にて徳岡と落合った際、ヘルバの代理人である“黒のビト”と名乗る男と接触。CC社によるThe Worldのゲームサーバーの物理破壊を阻止するため、その解決策であるサーバー転送計画を打診され、それを引き受けた。





徳岡 純一郎 (現実の人物 / 男性)
  CV:江原正士
  登場作:AI buster 1 / Liminality

◇現実世界
  怪しげな中年男性。かつての『The World』日本語版製作チームのチーフディレクターであったが、現在は既にCC社を退社している。
  普段はどこか飄々とした雰囲気を漂わせているが、その裏でシビアで真剣な顔を併せ持っている。
  AI busterでは彼のCC社時代での一面が描かれている。The World日本語版の製作当時は、その仕事に傾ける情熱と気迫から“豪傑”として部下から怖れられ、それと同時に慕われていた。
  また彼には離婚暦がある。離婚したのは娘の潤香が生まれる以前であり、妻だった恭子が妊娠していると知ったのは離婚後のことだった。
  CC社を退社した後はThe Worldで起こっている異変を調査しており、日夜その真相究明に明け暮れている。ただそのため組織的な圧力を受けているらしい。そんな中、The Worldのプレイ中に意識不明に陥った人物達の中で、初めて直ぐに回復した水無瀬舞に接触を試みた。
  舞が香住智成と共に意識障害に襲われた状況を再現するため、舞と共にThe Worldをプレイするが、逆に自分が軽度の意識障害に陥ってしまう。
  その後、The Worldで香住の仲間である相原有紀と遠野京子に接触し協力を要請すべく、本格的な行動に乗り出した。





トム (PC / 剣士 / 男性)
  CV:山口隆行
  登場作:黄昏の腕輪伝説

◆The World (黄昏の腕輪伝説)
  アニメ版のみに登場。
―――(アニメ版設定)――――――――――
  The Worldの管理者の一人で、エリアの管理を担当している。
  エリア管理作業の途中に突如として出現したウィルスバグに襲われPCが倒されてしまう。
  その影響でログアウトが不可能となり、アニメ版・黄昏の腕輪伝説における最初の未帰還者となってしまった。

◇現実世界
  CC社の社員。詳細は不明。





ドリン (NPC / 性別不明)
  CV:斎賀みつき
  登場作:GAME・Vol.2

◆The World (GAME・Vol.2)
  ネットスラムの住人。
  PCとは掛け離れた姿をしているが、実際に不正PCか失敗作NPCかの判断はつかない。
  身体には囚人服を纏っており、顔は顔文字『(´∀`)』もしくは『(゚∀゚)』に類似したものが使用されている。