さ行 佐藤 一郎 (現実の人物 / 男性) CV:関俊彦 登場作:ZERO / Liminality ◇現実世界 現実とネットの両方におけるヘルバの腹心。 この佐藤一郎という名前は表向きの偽名という可能性が強い。ハンドルネームは『黄昏の碑文』において闇の女王ヘルバを補佐する人物“黒のビト”を名乗っている。 基本的に表舞台に立って行動することは無く、移り変わる事態の裏側で活動している。覚醒した直後のアウラとそれを取り巻く状況を動かすべく、一度はThe Worldから遠ざかった昴を再びあの世界へ戻るよう促したのも彼のメールが切欠となってのこと。 後にヘルバの指示により、彼女の代理人として飛騨高山にて遠野京子と徳岡純一郎の二人と接触。未帰還者に関する物証を隠蔽するために、CC社自らがThe Worldを稼動するゲームサーバーの物理破壊を試みようとしている事実を教唆する。それを阻止すべく、CC社のサーバー管理施設に潜入してのサーバー転送計画を二人に打診した。 クリスマス・イブの夜に徳岡ら四人と共にサーバー管理施設へと潜入。計画は成功するが、四人を逃すための囮となって警備員に捕まった。 サルー (PC / 剣士 / 男性) CV:坂口候一 登場作:SIGN ◆The World (SIGN) 第18話『Recollection』のゲストキャラ。 紅衣の騎士団の団員であり、昴の志に対して忠誠を誓っている。 騎士団解散後、新たな騎士団を結成するために動く銀漢の行動に異を唱え、昴に再び元の騎士団の統率者の椅子に戻るよう懇願した。 ◇現実世界 詳細は不明。 シーア (NPC / 性別不明) CV:冬馬由美 登場作:GAME・Vol.2 ◆The World (GAME・Vol.2) ネットスラムの住人。 PCとは掛け離れた姿をしているが、実際に不正PCか失敗作NPCかの判断はつかない。 頭がある部分には代わりにブラウン管ディスプレイのようなものがあり、モニタには心霊写真のような人の表情の影が映し出されている。 ジーク (PC / 剣士 / 男性) CV:櫻井孝宏 登場作:ZERO / GAME・Vol.1、Vol.4 ◆The World (ZERO) 様々なレースイベントで上位の常連となっている実力派プレイヤー。 その風貌と実力から、一部のプレイヤーの間では“鋼の貴公子”と形容されている。 友人のアルフから不正行為に手を染めるカールについての相談を受け、解決のためにネットにリアルにと奔走する。 自身の性格からか知人の女性プレイヤーから相談を持ち掛けられることが多く、それが祟って修羅場にハマり込んだことも何度かある。だが自分の手に余るようなことまではせず、決して女誑しというわけではないようだ。 ◆The World (GAME・Vol.1、Vol.4) ウィルスバグ被害による未帰還者の一人。 “フィアナの末裔”の称号で呼ばれる実力者・蒼天のバルムンクと蒼海のオルカの存在をライバル視しており、日夜その二人を超えることを目標にThe Worldをプレイしている。だが不幸なことにその二人はジーク自身の存在からして全く知らず、ジーク本人もその事実に気付いていない。 だが時の神像ダンジョンのタイムアタックでもフィアナの末裔に次いで3位の記録を叩き出しており、口だけのプレイヤーではないことを証明している。 ◇現実世界 フレーム左側メニュー『Liminality』 → 『香住 智成』の項目を参照。 シェラタン (PC / 呪紋使い / 男性) CV:山口隆行 登場作:GAME・Vol.2 ◆The World (GAME・Vol.2) ネットスラムの住人で、放浪AIの一体。 元の外見は通常PCと同様のものであるため、失敗作NPCをロールするために自己のデータを改竄したPCとも考えられる。 主人公らが初めて出会ったネットスラムの住人であり、プロテクトエリア内でモンスターに襲われていた。 ◇現実世界 詳細は不明。 シューゴ (PC / 双剣士 / 男性) CV:皆川純子(アニメ版・黄昏の腕輪伝説) / サエキトモ(デジタルコミック版・黄昏の腕輪伝説) 登場作:黄昏の腕輪伝説 ◆The World (黄昏の腕輪伝説) 漫画・アニメ『.hack//黄昏の腕輪伝説』の主人公。 ―――(共通設定)―――――――――――― ゲームを卒業したと自負する彼が『The World』を始めたのは、元々The Worldのプレイヤーであった双子の妹のれな(アニメ版は玲奈)が、限定プレイヤーキャラプレゼントのキャンペーンに自分の分まで勝手に申し込まれていた事が切欠である。 キャンペーン当選した秀悟は、伝説の『.hackers』として語り継がれていたプレイヤー・カイトのPCを入手。新たなPC・シューゴとしてThe Worldの世界に降り立つ。 ところが妹のPC・レナと共に最初に向かったエリアにウィルスバグの残滓が出現。有り得ない筈の特異な敵との戦い、そしてその最中に起こった謎の少女・アウラとの出会いを経て、シューゴはアウラから一つの腕輪を授かる。 ここからThe Worldの新しい叙事詩が始まった。 ―――(漫画版設定)――――――――――― アウラが何故自分に腕輪を授けたのか、そもそもアウラという存在が一体何なのか。様々な答えを求めてThe Worldのプレイを続けていく内、自分がシステムを超越したPCである故に波乱の中へと巻き込まれてゆく。 苦汁を飲むことは何度もあったが、仲間達の力を借りて少しずつアウラのいる場所へ近づいてゆく。 ―――(アニメ版設定)―――――――――― シューゴ達が出会ったウィルスバグは何者かの手によって作為的に作られていたという。未帰還者となってしまった妹の玲奈を救うためにも、仲間達と共に姿の見えない敵に立ち向かっていく。 余談だが、シューゴの歯がやたらよく抜けるのはPC自体に差し歯という設定が追加されたためである。 ◇現実世界 ―――(共通設定)―――――――――――― 本名、国崎秀悟。中学三年生の少年で、双子の妹・れな(玲奈)の兄。 良くも悪くも思春期の少年らしく、逞しい一面もあれば斜に構えていい加減な態度を取る一面もある。ただ妹に対しては少々過保護気味。 元々は妹を落胆させまいと、それだけのためにネットゲームをプレイし続けていたが、自分自身も徐々に『The World』の面白さを見出してゆく。同時に様々な人々との出会いが彼自身の成長をもたらした。 ―――(漫画版設定)――――――――――― 秀悟がカイトのPCを手に入れたのは偶然ではなかったという。その理由は四年前、兄貴分だった速水文和の目を盗み彼の端末で起動させたThe Worldで、覚醒したばかりのアウラと出会った事が起因していた。 アウラは人々との交流により成長するため、自分の成長を促すべく発案した“テストプレイ”の中心となるプレイヤーに秀悟とれなを選んだのだった。 ―――(アニメ版設定)―――――――――― 現在は両親が離婚調停中で別居しており、それぞれ秀悟は父の元で、玲奈は母に引き取られて暮らしている。 身勝手な事情で妹と離れ離れにされてしまい、両親に対して辟易している。 呪紋使い (PC / 呪紋使い / 男性) CV:佐々木望 登場作:SIGN ◆The World (SIGN) 第10話『Compensation』のゲストキャラ。PC名は不明。 プレイヤーは佐久間(ベアのプレイヤー)と離縁した妻に引き取られた息子。カルミナ・ガデリカにてベアに対して、リアルでの車の頭金を要求していた。 子育ての失敗という後悔を抱えていたベア本人は半ば息子の言いなりになっていたようだが、周囲のプレイヤー達との対話の中で自分なりの答えを見出し、後に息子に対しこれまでと別の態度を示した。 ◇現実世界 詳細は不明。外見から判断する限りは20代の男性か。 翔子 (現実の人物 / 女性) CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在) 登場作:Another Birth ◇現実世界 晶良の親友。『The World』のユーザーでもあり、Syuaという名の呪紋使いを使用している。。 晶良とは中学生の頃からの付き合い。面倒見のよい性格で、身の回りのことに思い悩む晶良のことを気にかけている。 家が母子家庭のため家事にアルバイトにと毎日の時間を忙殺されている。 荘司 杏 (現実の人物 / 女性) CV:斎賀みつき 登場作:SIGN / ZERO ◇現実世界 『.hack//SIGN』の主人公であるPC・司のプレイヤー。 ゲーム内では自分は男だと主張していたが、それはThe Worldに意識を取り込まれた際、自己の記憶を操作されてしまったため。現実に残された肉体の方は、意識がThe Worldに取り込まれて以来、意識障害によって昏睡状態に陥ってしまい入院していた。 母親は杏の幼い頃に逝去したため父子家庭で育つが、愛情の欠片も無い父親は幼い杏に対して虐待を繰り返す。それにより杏は父親を恐れの対象とし、彼女の人格形成にも大きな影響を及ぼした。 時系列が『SIGN』とゲーム版の間に位置する『ZERO』では、自分の後見人となった佐久間(ベアのプレイヤー)の援助の下、全寮制の学校で学業や身体のリハビリを続けつつ新たな生活を始めている事や、真理子(昴のプレイヤー)との交流など、ログアウト後の彼女の姿が描かれている。 少女剣士 (PC / 剣士 / 女性) CV:豊口めぐみ 登場作:SIGN ◆The World (SIGN) 第27話『Intermezzo』のゲストキャラ。 ミミルのプレイヤーがSIGNより二年前に使用していたPC。 仲間の青年剣士とパーティーを組み不思議な仕様のダンジョンに挑戦するもレベル不足で撤退を余儀なくされる。後にダンジョンに一人取り残された青年剣士を救うべく、以前知り合った高レベルプレイヤー・ミミカに協力を願う。 最深部に向かう中で、少女剣士は三人のプレイヤーがミミカというPCを共同で育成している理由や、程なくしてこのゲームを卒業しようと決めていることを聞く。そして最深部での戦闘で見事に散ったPC・ミミカの最期を見届けた。 青年剣士とはそこそこ親しかったようだが、現在は疎遠のようである。 ◇現実世界 フレーム左側メニュー『SIGN』 → 『ミミル』の現実世界の項目を参照。 ジン (PC / 重剣士 / 男性) CV:檜山修之 登場作:GAME・Vol.2、Vol.4 ◆The World (GAME・Vol.2、Vol.4) ネットスラムの住人で、放浪AIの一体。 元の外見は通常PCと同様のものであるため、失敗作NPCをロールするために自己のデータを改竄したPCとも考えられる。 シェラタンやプレアドとは異なり、ネットスラム内で他のNPCと共にいる。 ◇現実世界 詳細は不明。 スケィス (NPC / ウィルスバグ) CV:−(ボイスが無いため不在) 登場作:SIGN / GAME・Vol.1 / Another Birth ◆The World (SIGN) 第26話『Return』に登場。 モルガナの逆鱗に触れた楚良に対しデータドレインを行い、得物である赤い十字架に楚良のPCとプレイヤーの意識を取り込んだ。 ◆The World (GAME・Vol.1) 八相の内の一つ。第一相『死の恐怖(The TERROR of DEATH)』。 各関節ごとにパーツが分解されたままで人形のシルエットを象っているという奇妙なフォルム。ケルト十字に似た赤い十字架を得物にしている。データドレインを発動させる際には恰も処刑を行うかの如く、十字架に磔にして標的を撃つ。 モルガナの差し金でアウラを追っていたが、その途中、自らの行動の邪魔となったPC・オルカをデータドレインで消滅させてしまう。 アウラを捕らえて無力化させたのも束の間、最終的にはスケィスとアウラの動向を追っていた主人公やブラックローズらによって討伐された。ところが碑文石化後は他の八相と違い碑文石の崩壊を起こさず、その残骸がクビアを呼び寄せた。 ◆The World (Another Birth) 一部のプレイヤーを未帰還者に至らしめた元凶。 カイト、ミストラルと共に戦いを挑み、苦戦の末に勝利する。しかしブラックローズが想像していた通りに事件が終わりを告げることはなかった。 スコンク (NPC / 性別不明) CV:相田さやか 登場作:悪性変異 ◆The World (悪性変異) ネットスラムの住人。 PCとは掛け離れた姿をしているが、実際に不正PCか失敗作NPCかの判断はつかない。 小さな身体に三度傘や合羽・草鞋を纏うなど、一見するとその姿は日本妖怪を髣髴とさせる。またPCそのものには厚みが無く、薄っぺらい紙のような形状をしている。 砂嵐三十郎 (PC / 重剣士 / 男性) CV:増谷康紀 登場作:AI buster 2 / GAME・Vol.1〜Vol.4 / Another Birth / 黄昏の腕輪伝説 ◆The World (AI buster 2) アメリカ人が操るサムライ風のPC。 JPサーバーで、イベントに巻き込まれて困惑していた外国人のPC・HOTARUと知り合う。 日本語が上手く使えない上、他人には見えないNPCが付いて回って難儀している彼を手助けした。 ◆The World (GAME・Vol.1〜Vol.4) 日本刀をこよなく愛する重剣士。 独眼の鋭い目つきに無精髭。髷こそ無いが、そのPCエディットはまさに侍と言った印象。用心棒という存在に憧れているからか、三船敏郎の姿を再現しているとのこと。The Worldでも刀系武器を好んで収集している。 面倒見は良く義理堅いが、ベタベタした付き合いや馴れ合いは嫌っている。ただクサいシチュエーションは馬鹿にしつつも好きらしい。 時折、素で漢字や文法・言葉を間違えて頓珍漢な物言いになってしまう一面が見られたりもする。 ◆The World (Another Birth) なつめの知人。 侍を演じる渋い重剣士。なつめ、ブラックローズと共に『Δ忌まわしき誰がための巨人』のイベントに挑んだ。 ◆The World (黄昏の腕輪伝説) アニメ版のみに登場。 ―――(アニメ版設定)―――――――――― 四年前に起こったウィルスバグ事件(通称・黄昏事件)の当事者の一人。 絶対包囲より四年後、黄昏事件当時のPCを現在も使用している。 シューゴと出会った時に、かつてカイトとブラックローズが使用していたPCが他のプレイヤーに受け継がれていたことを初めて知った。 後にThe Worldに再び災厄が迫りつつあることを危惧するバルムンクに、カイトの腕輪を継承したシューゴを勇者に相応しい者として鍛えるように依頼される。それ以来、シューゴとは師弟関係を結んだ。 ◇現実世界 時代劇フリークのアメリカ人の男性。米国・サウスダコタ州在住。 リアルではゲーム中の性格とは違い、非常に温和な態度で人に接する。 無類の時代劇マニアなだけあり、彼の部屋には時代劇のビデオテープやDVDが数百本も揃っている。 ボランティアで近所の子供達に日本語の勉強を教えており、その教材にも時代劇の小説や脚本を使っているらしい。 昴 (PC / 重斧使い / 女性) CV:名塚佳織 登場作:SIGN / ZERO / GAME・Vol.2〜Vol.4 / Unison / GIFT ◆The World (SIGN) アニメ『.hack//SIGN』の主要人物。 何者に対しても偏見を持たない心と穏やかな態度で接する、心優しい少女。プレイヤーの有志達によるThe Worldのシステム補助を担う自治団体『紅衣の騎士団』の創設者の一人で、その団員らにとっては心の拠り所のような存在でもある。 昴自身はSIGNより一年半程前からThe Worldを始めた古株のプレイヤーだが、プレイ時間の殆どが騎士団の責務に裂かれており、PCのレベルそのものは高くない。 とある事件が切欠で司と知り合い、その後は互いに心を通わせていった。しかし自身が不正規のPCである司と交流を持っていることが騎士団内に知り渡り、それを理由に銀漢を筆頭とする団員らに反旗を翻される。その最中、PKや不正プレイヤーに対し団員らが容赦無い処罰を行っているという事実を知った昴は、より良い世界を作るための自治から完全なる管理へと目的が半ば変化してしまった騎士団を止むを得ず解散させた。 自分の存在できる場所を失ってしまった昴だったが、彷徨の末に司の傍らこそが自分の居場所だと見出し、それからは司の心の支えとして常に側に寄り添っていた。 ◆The World (ZERO) 解散した自警団『紅衣の騎士団』の団長的存在だったプレイヤー。 司のログアウトと共に自らもThe Worldから遠ざかっていたが、佐藤一郎なる人物から届いた意味深なメールを切欠に再びこの世界に復帰する。 BBSをチェックした際、身に覚えのある様々な単語が羅列してあったカールの書き込みを発見し、彼女とコンタクトを取った。 ◆The World (GAME・Vol.2〜Vol.4) 『Δ隠されし禁断の聖域』やルートタウン等で、思念体として登場。 PCとしても登場するが、PC自体がプレイヤーの手を離れて放浪AI化してしまっている。 ◆The World (Unison) The Worldの古参プレイヤー。 司や楚良と同様、放浪AIになってしまっていたPCを自分の手に取り戻している。 ネットから離れていた期間はあまり長くなかったらしく、The Worldでの司との再会を心待ちにしていた。 ◆The World (GIFT) 温泉を巡る戦いの参加者。 今回の争いに躍起になるブラックローズとミミルを見て、この二人だけには負けまいとして他の参加者を出し抜こうと画策する。 温泉街では温泉を目指して猛ダッシュする姿を見せるが、昴に追いついてきたBTと湿った戦いを繰り広げている内、いつしか争いから脱線していた。 ◇現実世界 本名、御園真理子。脚に障害を持つ少女。 四年前から脚が不自由になり、車椅子での生活を余儀無くされた。学業の方は通信制の学校を利用している。 The Worldを始めた理由は、どんな境遇・身分・状況等に置かれた人間でも関係無く、同じ立場の一人の人間としていられる世界に興味を持ったため。言い方を変えれば、“自分の足で自由に動き回ることの出来る世界を望んだため”とも言える。 実は自分の通院先が司のプレイヤー・荘司杏が入院していた病院と同じだった模様。SIGN最終話にて、真理子は退院した杏と巡り会った。その後も彼女との絆は確かなものとして繋がっている。 スピリタス (NPC / 性別不明) CV:山崎たくみ 登場作:GAME・Vol.2、Vol.4 ◆The World (GAME・Vol.2、Vol.4) ネットスラムの住人。 PCとは掛け離れた姿をしているが、実際に不正PCか失敗作NPCかの判断はつかない。 赤茶色い袈裟を纏った機械の人骨といった姿をしている。 青年剣士 (PC / 剣士 / 男性) CV:水島裕 登場作:SIGN ◆The World (SIGN) 第27話『Intermezzo』のゲストキャラ。 SIGNより二年前、ミミルのプレイヤーが使用していた少女剣士の仲間。 少女剣士とパーティーを組み不思議な仕様のダンジョンに挑戦した。そこで運良くレアアイテムを入手するが、欲を出しさらに深い場所まで潜ろうと単独行動に出る。結果的に彼だけがダンジョン内部に取り残されてしまった。 その後は少女剣士と、以前窮地を救ってくれたPC・ミミカの手によって救出される。 少女剣士に好意を寄せていたようだが、今となっては彼の行方さえ知れない。 ◇現実世界 詳細は不明。少女剣士には自分は大学生だと話していたようだ。 ゼフィ (NPC / 女性) CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在) 登場作:黄昏の腕輪伝説 ◆The World (黄昏の腕輪伝説) 漫画版のみに登場。 ―――(漫画版設定)――――――――――― アウラの“娘”である彼女自身もまた放浪AIであり、その立ち振る舞いは人間の操るPCと大差が無い。 マク・アヌの大橋の上にて腕輪所持者のシューゴと出会って以来、母の気配が残る腕輪に惹かれて彼にすっかり懐いてしまった。それからは自分を創造した母・アウラに会うためにも、この“世界”に祝福された者達を守り導く存在としてシューゴ達と行動を共にする。 おっとりしているように見えて意外と食えない一面もあったりと、表情の裏表が激しい。普段は素直で穏やかな面よりも掴み所の無い方の顔でいることが多く、その時は毒舌全開な上にやること成すこと全てがパワフルになる。また世界が許す範囲で仕様を超えた行動を取ることもある。 楚良 (PC / 双剣士 / 男性) CV:家中宏 登場作:SIGN / ZERO / GAME・Vol.2〜Vol.4 / Unison / GIFT ◆The World (SIGN) アニメ『.hack//SIGN』の主要人物。 自らの欲求を満たすためなら手段を選ばない、危険なPK(プレイヤーキラー)。 PCネームの由来は松尾芭蕉の弟子で『奥の細道』の旅の従者・河合曾良(曽良)から取ったものだと言うが、果たして真実であるかどうかは定かではない。 The WorldにおいてイリーガルであるPC・司の存在や、それに深く関連すると思われた伝説のアイテムに興味を持ち、BTや紅衣の騎士団と度々接触していた。 その最中で偶然発見したアウラの姿を『Key of The Twilight』の正体だと直感し、その後モルガナとも接触し内通する。しかしアウラの覚醒する様子を影から見届けた際、アウラ覚醒に立ち会った司達に対するモルガナの高圧的な態度や行動から彼女を信用できなくなり、裏切り行為に出る。 一度は自らモルガナの前に立ちはだかり司達を逃がすチャンスを作るが、モルガナの逆鱗に触れてしまった楚良は、ウィルスバグ・スケィスにデータドレインされ消滅。スケィスの十字架杖に取り込まれてしまった。 ◆The World (ZERO) 包帯のような紅い布を全身に纏う謎のPC。 普段は通常のPCと同様に行動しており自我も保ってはいるが、実際はウィルスバグ・スケィスの呪縛にその身を支配されている。 主にアウラと接近した時などに、スケィスの意思と力が楚良の身体を媒介に現出する。 ◆The World (GAME・Vol.2〜Vol.4) 『Δ隠されし禁断の聖域』やルートタウン等で、思念体として登場。 六人の未帰還者の中の内の一人でもある。 他の未帰還者と違ってスケィスの杖に囚われたままであったが、腕輪所持者である主人公が彼と接触したことにより、その呪縛から解放された。 PCとしても登場するが、PC自体がプレイヤーの手を離れて放浪AI化してしまっている。 ◆The World (Unison) ルートタウンを騒がしているPK。 放浪AIだったPCを取り戻したものの、その行いは未帰還者となる以前と全く変わっていない。 ネットスラムでの祭を物寂しげに覗いていたが、その様子に気付いた司が楚良に歩み寄る。この時、楚良はSIGN・TV最終話で司と交わした約束をようやく果たせることとなった。 ◆The World (GIFT) 便乗者その一。 ヘルバの企画など知ったことではないのか、BTをからかったりクリムに喧嘩を売ったりなど終始参加者らを引っ掻き回していた。 クリムがバルムンクと大喧嘩になった後はぴろしから一騎打ちを挑まれ、結局最後までまともに企画に参加することは無かった。 ◇現実世界 小学四年生の少年。 洞察力や微妙な駆け引きなどはとても年齢相応のものとは思えないが、行動の節々に見せる幼稚な言動と奇行がその素性を物語っている。 司やアウラを取り巻く事象に深入りし過ぎたため、モルガナの下僕であるスケィスにデータドレインを見舞われて昏睡状態に陥り、未帰還者となる。 スケィスの呪縛のから解放された後もウィルスバグ事件が完全に解決するまで、その意識は戻っていなかったようだ。 |