あ行 相原 有紀 (現実の人物 / 女性) CV:千葉紗子 登場作:Liminality ◇現実世界 Liminality Vol.2の中心人物。The Worldのプレイヤーでもある。PC名はユキちん。 横浜にある私立の名門女子高校に通う高校三年生の少女。外見や学歴などから、周囲からは優等生的な印象で見られているが、それ故に背伸びをして少々不良っぽく振舞っている。 The Worldではジークと主にパーティーを組んでいた。その事もあり、未帰還者となったジークのプレイヤー・香住智成の身辺を調査していた徳岡純一郎と接触することになる。 徳岡と落ち合う際、待ち合わせまでの時間を潰そうとしたビル内の映画館でネット災害(ネットワーククライシス)に遭遇。通信、電力など全てのネットワークから断絶され陸の孤島と化した横浜での混乱に巻き込まれる。その混乱の最中に出会った女性・浅羽と共に、閉じ込められたビルから脱出を試みた。 ビルから脱出した後、有紀はネット災害に巻き込まれる直前に見た光景を思い出す。改めてThe Worldが今回の災害と関係がある事に気付いた有紀は、徳岡からの未帰還者事件の調査への協力要請に応じた。 アウラ (NPC / 女性) CV:坂本真綾(SIGN、GAME、Unison、GIFT、アニメ版・黄昏の腕輪伝説) / 折笠富美子(デジタルコミック版・黄昏の腕輪伝説) 登場作:SIGN / ZERO / GAME・Vol.1〜Vol.4 / Another Birth / Unison / GIFT / 黄昏の腕輪伝説 ◆The World (SIGN) 誰も訪れることの出来ないエリアの中で眠り続けているNPC。 眠るアウラは司の心と互いにリンクしており、司の心がネガティブな方向に傾くとアウラの性質も歪み、逆にポジティブになれば正常な覚醒に近付くという特殊な状況下にあった。 当初、未覚醒のままでモルガナの元に捕らわれていたアウラは歪んだ存在に変化させてられてようとしていた。しかし最終的には心の成長を遂げた司の決意にアウラが呼応し、正常な覚醒を果たす。 ここから自分を無力化させようと追っ手を差し向けるモルガナからの逃避行が始まった。 ◆The World (ZERO) 5歳くらいの幼い少女の姿をしたNPC。 覚醒したばかりの彼女は自らの力を制御する方法を知らず、ただ自身の感情の任すままに行動している。 アウラを追うウィルスバグ・スケィスからの逃走を続けていおり、そのスケィスに取り込まれ苦しんでいるPC・楚良を助けたいと願っている。 ◆The World (GAME・Vol.1〜Vol.4) 12歳前後の美しい少女の姿をしたNPC。 モルガナが差し向けたウィルスバグに追われており、その追手から逃げる途中に主人公らと遭遇する。そこで彼女はウィルスバグを始めとする特異な存在への唯一の対抗手段である『黄昏の書』をオルカと主人公に託した。 黄昏の書をインストールしたことで腕輪所持者となった主人公に何度となく助けを求めるが、スケィスの手によって無力化させられてしまう。 その後、八相との戦いの中で主人公の手によって元の力を取り戻す。しかし“真に誕生するための死”を必要とした彼女は自らその命を絶ち、“禍々しき波”の最後の一部である第八相・コルベニクと共に消滅する。 そして数ヶ月の時を経てアウラは新生する。アウラは改めて主人公に腕輪の力となる『薄明の書』を預けた。 ◆The World (Another Birth) カイトに腕輪を与えたNPC。 ブラックローズが初めて彼女を見たのは『Θ選ばれし絶望の虚無』のダンジョンだったが、出会った直後にウィルスバグ・スケィスによって三つのセグメントに分割されてしまう。 ◆The World (Unison) The Worldに介在する意思。 今は静かにこの世界を漂っている。 禍々しき波との戦いを終えたプレイヤー達の宴の様子を静かに見守っていた。 ◆The World (GIFT) 幕引き。 温泉を巡る戦いの中では一切姿を見せることはなかったが、最後の最後で登場。GIFTの大トリを務める。 そしてSIGN第29話・GIFTは彼女の悲壮な語りにより終幕するのであった。 ◆The World (黄昏の腕輪伝説) 漫画版、アニメ版共に登場。 ―――(共通設定)―――――――――――― The Worldにおける創造主。いわばシステムの中枢といった存在。 『.hackers公式限定エディションキャラクター』のキャンペーンに当選し、かつての勇者カイト(GAMEの主人公)たるPCを今現在使用できる唯一人のプレイヤー・シューゴに、カイトが身に着けていた『腕輪』を託した。 ―――(漫画版設定)―――――――――――― 創造主として世界を見守る存在となったとは言え、彼女自身はまだ成長の途上にある。 アウラはこれまで司やカール、カイトなどといった様々な人々との交流により自身の変化・成長を促してきた。その成長の中でAI・ゼフィを創造し母としての一面を持ったアウラは、この世界を見守る存在としてより相応しく成長するために“テストプレイ”を発案する。 そのプレイヤーに『.hackers公式限定エディションキャラクター』のキャンペーンに当選したと称して、四年前に自身が覚醒して間もない頃に偶然出会ったプレイヤー・国崎秀悟を選び出す。そして彼に勇者としての資格たる黄昏の腕輪を授けた。 ―――(アニメ版設定)―――――――――― 世界に遍在する意思として、迫り来る“黄昏”の魔の手からThe Worldを守るべく自らも行動を開始する。 その最初の行動がかつてThe Worldを未曾有の危機から救ったPC・カイトとブラックローズの復活であった。そのため『.hackers公式限定エディションキャラクター』キャンペーンとして、勇者の象徴たる二人のPCを特定のプレイヤーに与えたことで蘇らせる。 そしてカイトのPCを継承したシューゴに接触し、“黄昏”の陰謀を阻止できる唯一のアイテム・カイトの腕輪を授けた。 それ以後はハッカーによって作られた隔離エリア内で未帰還者となったレナに接触。The Worldの内部に取り込まれた彼女の意識を目覚めさせ、常に危険に晒されているレナの行動を導き、守護してゆく。 歪んだアウラ (NPC / 女性) CV:−(ボイスが無いため不在) 登場作:SIGN / Liminality ◆The World (SIGN、Liminality) アウラと同様の姿を持つ(または同一の存在である)NPC。闇のアウラ、黒いアウラとも呼ばれる。 Liminalityではモルガナの意思を象徴する存在として描かれていたようで、最終話でモルガナが消滅した後、幻と共に静かに消滅した。 浅岡 祐子 (現実の人物 / 女性) CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在) 登場作:Another Birth ◇現実世界 朝陽高校女子テニス部のマネージャー。部長の小浦とは幼馴染。 上級生の中で晶良の背中を後押ししていたテニス部の良心。おっとりしていて誰に対しても人当たりがよい。 The Worldのプレイヤーではないが、文学に詳しかったことから黄昏の碑文の知識もある程度持っている。後にそれを知った晶良から事情を打ち明けられ、碑文に関する相談を受けた。 浅羽 (現実の人物 / 女性) CV:冬馬由美 登場作:Liminality ◇現実世界 仕事のため横浜に出向していたOL。 行動派で、判断力に優れた女性。 仕事先でネット災害(ネットワーククライシス)に巻き込まれてしまうが、そこで出会った相原有紀と共にビル内から脱出するため様々な行動を試みる。 後に判明するが、浅羽は有紀の義姉の旧友。有紀のことは彼女の義姉の結婚式に出席した時に顔を一度見ており覚えていた。 アペイロン (PC / 重斧使い / 男性) CV:西村知道 登場作:GAME・Vol.1 ◆The World (GAME・Vol.1) 主人公にパワーアップアイテム『鉄壁の書』を押し付けたプレイヤー。 PC名や、管理者謹製のバグ駆逐用特殊アイテムをパワーアップアイテムと偽って無理矢理手渡してくるなどの行動からして管理者側の人間と予測される。 ちなみに『黄昏の碑文』にて、アペイロンという名は光(リョース)の王として記されている。これもリョースと同様に管理者側のコードネームである可能性が高い。 ◇現実世界 詳細は不明。 アルビレオ (PC / 重槍使い / 男性) CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在) 登場作:AI buster 1、2 ◆The World (AI buster 1、2) 小説『.hack//AI buster』の主人公。 The Worldのデバッグチーム『碧衣の騎士団』の騎士長を務める。左右色違いの瞳を持ち、その手には失敗作のNPCとされる放浪AIを葬るためのデバッグアイテム・神槍ヴォータンを常に携えている。 普段は一般PCの一人としてプレイヤー達の中に溶け込むために軽装スタイルへと変装(管理者権限によるPCの外見変化)しているが、本来の姿である碧衣の騎士として行動する際は十字の紋をあしらった銀色のプレートメイルを身に着ける。 アルビレオが大きな奔流に巻き込まれていくことになる切欠は、彼の前にリコリスと名乗る不可思議なNPCが現れた時からである。成り行きで彼女を連れ歩くことになって以降、ログアウトが不可能になってしまった彼はリコリスに導かれるまま拡張子“.cry”の付くバグアイテムを求めて、The Worldの世界を彷徨うことになる。そして全てのバグアイテムが揃った時、アルビレオはリコリスからThe Worldに潜む内なるものが存在するという事実をもたらされた。 その後は再び管理者として、The Worldのプレイヤーらに被害をもたらす猫PCと呪紋使い(マハと司)を追っていた。その最中でマハと接触し、マハを守るために現れた青い鉄アレイモンスター(薄命の放浪者)と交戦する。しかし戦闘中に神槍ヴォータンを破壊され、アルビレオもまた成す術なく倒されてしまった。 それ以来、リアルでの事情もあってアルビレオというPCがThe Worldにログインすることは無かった。 ◇現実世界 フレーム左側メニュー『黄昏の腕輪伝説』 → 『渡会 一詩』の項目を参照。 アルフ (PC / 呪紋使い / 女性) CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在) 登場作:ZERO ◆The World (ZERO) 明るい気さくな呪紋使い。レアアイテムであるボストンタイプの眼鏡がトレードマーク。 The Worldを始めて間もなく、当時は自分と同様に初心者であったカールと知り合いコンタクトを取り合う仲になる。ところがいつの頃からか、カールからの連絡や返信が皆無になってしまい、そうしていく中でいつしかカールに関する悪い噂を聞くことになる。 見ている方が疲れるほどに明朗快活であるが、それは彼女が“アルフ”というPCをロールしているに過ぎず、彼女自身は自分が持てる責任の限界を自覚しており、The Worldへの関わり方に対する確固とした考えを持っている。 このネットゲームを通じて様々な人と知り合い、交友を深めていくのがアルフのこの世界の楽しみ方であるようだ。 なお、ゲーム版では六人の未帰還者の中に名を連ねている。 ◇現実世界 12歳の少女。学年等は不明。 リアルのカールとは家が比較的近所とのこと。 母親は地域活動を行っている有名人らしい。 イニス (NPC / ウィルスバグ) CV:−(ボイスが無いため不在) 登場作:GAME・Vol.2 / Another Birth ◆The World (GAME・Vol.2、Another Birth) 八相の内の一つ。第二相『惑乱の蜃気楼(The MIRAGE of DECEIT)』。 外郭は地図のような形で、質感は歪な形にくり貫かれた古代壁画といったような、何とも無機質な外見を持っている。 実体から幻に変化して移動したり、攻撃を無効化したりする。また幻を自在に操り、形状を変化させて攻撃を行う。 自らΛサーバーのエリアに異常を起こし、そのエリアに主人公らを誘い出した。しかし結果は返り討ちにされる。 スケィスの最期の時とは異なり、構造体である碑文石が完全に崩壊を起こし消滅した。 ウッチー (NPC / 男性) CV:内山大輔 登場作:GIFT ◆The World (GIFT) サーバー管理者が使用するNPC。 とにかく神出鬼没で、何故かいつもバルムンクの前に現れる。 言動や外見にバグらしきものが見られ、まるで放浪AIのようである。 エダジマ (PC / 重斧使い / 男性) CV:河野智之 登場作:GAME・Vol.1〜Vol.3 ◆The World (GAME・Vol.1〜Vol.3) 主人公が行く先々で何気なく登場しているプレイヤー。 ジークの友人でもあり、リアルでの恋愛相談を持ちかけられたこともある。 またワイズマンとも顔見知り。彼から主人公の事情を聞いていて、主人公と出会った際には応援の言葉と共にウィルスコアを提供した。 ◇現実世界 詳細は不明。 エマ=ウィーラント (現実の人物 / 女性) CV:冬馬由美 登場作:GAME ◇現実世界 『The Epitaph of the Twilight(黄昏の碑文)』の執筆者。 GAMEでは声のみの登場となる。 古いワイナリーの家に生まれるが、成人前に両親が共に逝去。亡父の遺産目当てにしていた後見人の伯父の元を離れ、以降は自活の道を求めて看護学校に入学する。 20歳の誕生日の朝に体調を崩した彼女は南フランスの保養所で暫しの時を過ごし、そこで後の人生を左右する神秘体験を得ることとなった。 この体験を通して、エマはシュタイナーの人智学に傾倒。その後、世界の有り様に想いを馳せた叙事詩『The Epitaph of the Twilight』の執筆を開始する。 しかし完成を見ること無く2004年に交通事故で他界した。享年28歳。 未完成のまま筆の置かれた『The Epitaph of the Twilight』は後にネットゲーム『フラグメント』の原案・原型として姿を変える。 エミー (NPC / 女性) CV:−(スタッフロールに配役が見られないため不明) 登場作:GIFT ◆The World (GIFT) 管理者のNPC、ウッチーに付き従う妖精タイプのNPC。 サーバー閉鎖の告知などを行うマスコット的存在。 ウッチーと同様に言動や外見にバグらしきものが見られる。 エルク (PC / 呪紋使い / 男性) CV:斎賀みつき 登場作:GAME・Vol.1〜Vol.4 / Another Birth / Unison / GIFT ◆The World (GAME・Vol.1〜Vol.4) 気弱で内気な呪紋使い。 自分に自信が無い上に口下手。人付き合いもあまり良くないが、本当は一途で心優しい性格。仲間を治癒するスキルやアイテムを絶やすことは無い。 自分と正反対の性格を持つミアと出会ってからは常にミアと行動を共にしている。彼がThe Worldにアクセスする理由も、今では憧れの存在であるミアに会うためだけとなっている。 ミアと完全に連絡が途絶えてしまった後、禍々しき波と戦う主人公達に協力することでミアと再会できる可能性を見出す。しかしミアがその禍々しき波の一部、第六相・マハであったことが判明。已む無く主人公はそれを打ち倒すが、ミアを失ったエルクは絶望し、主人公達の前から姿を消す。 その後も遠くより密かに主人公達の動向を窺っていたエルクだが、最終決戦のフィールドに巻き込まれ、未帰還者達を取り戻すために諦めず戦う主人公達の姿を目撃する。ミアの一件以来協力を拒んでいたエルクだが、第八相・コルベニクの凶刃から腕輪を失った主人公を庇い、倒れた。 数ヵ月後、アウラと同様に再生を迎えたミアと再会。これからもミアとこの世界で時を共にしてゆくことを誓った。 ◆The World (Another Birth) カイトの知人。 正体不明の猫PC・ミアと親しいらしい。 ◆The World (Unison) The Worldのプレイヤー。 イベントに参加するべく仲間と集合した先で同タイプPCの司と出会う。 司は同行していたミアと心を通わせる。その間、エルクは二人の様子に気が気ではなかったようだ。 ◆The World (GIFT) 傍観者その一。 とりあえずミアと一緒にいられればいいらしく、花畑のフィールドでミアとただ二人くつろいでいた。そのためか出番は一分にも満たない。 出番終了の直前、幸か不幸か発情したミアに襲われる。 ◇現実世界 中学一年生の少年。 現実での人付き合いが下手な彼は、元々は友達作りを目的としてThe Worldを始めたという。 及川 美穂 (現実の人物 / 女性) CV:−(音声付属媒体に未登場のため不在) 登場作:Another Birth ◇現実世界 晶良の友人。『The World』のユーザーでもある。 明るくて物事には楽天的。反面落ち着きがなく、他人が見ていて危なっかしい部分もある。 だからなのかは判らないが、面倒見のいい翔子とはいつも一緒にいる。 凰花 (PC / 人狼族 / 女性) CV:甲斐田ゆき 登場作:黄昏の腕輪伝説 ◆The World (黄昏の腕輪伝説) 漫画版、アニメ版共に登場。 ―――(共通設定)―――――――――――― “神拳の凰花”の異名を取る、The World有数の強豪プレイヤーの一人。 少年少女らが集うシューゴのパーティの中では何かと頼りになる姉御肌。ただ無闇にポジティブなだけではなく、一歩引いて物事を考える大人な一面も持ち合わせている。 元の職業はThe Worldのバージョンアップ後に追加された拳闘士であったが、現在はその拳闘士の隠し上級職である人狼族に就いている。 狼に変身できる特殊スキルを有しており、変身後の姿が気に入っているのか普段は狼の姿でいることが多い。が、どこかコミカルさを漂わせているためかよく犬に間違えられてしまう。そのことを話のネタにされても気にすることは無いが、本人はこの人狼族のPCに高い誇りを持っている。 そんな凰花の実力は管理者となったバルムンクも一目を置いており、『Δ隠されし禁断の聖域』において碧衣の騎士団と激突した際も、多数の一般騎士を軽く一蹴している。また騎士長・神威の右腕であるマギとも互角に渡り合った。 ちなみに、彼女の家宝は公式イベントにてシューゴからプレゼントされたレアアイテムの首輪。 ◇現実世界 都内在住の女子大生。家庭教師のアルバイトをしており、ミレイユのプレイヤー・黒川深鈴とは先生と教え子の間柄。 実際の性格はネットでの姉御肌な振る舞いとは違い、とても落ち着きがあり淑やか。露出度の高い凰花のデザインと反し、自身の服の選び方は限りなく地味派である。 オルカ (PC / 剣士 / 男性) CV:増谷康紀 登場作:AI buster 1、2 / ZERO / GAME・Vol.1、Vol.4 / Another Birth / Unison / GIFT ◆The World (AI buster 1・2) プレイヤーの中でも数少ない高レベルプレイヤーの一人。 バルムンクと二人で『ザワン・シン討伐イベント』に挑み、苦戦をしつつも攻略を果たした。この時、難攻不落のイベントを攻略すべくアルビレオを自分たちのパーティーに誘っていたが、ソロ主義を頑なに貫く(実際には別の事情があるのだが)アルビレオを強引に誘うわけにもいかず二人でイベントに挑んだという経緯があった。 オルカらがイベントをクリアした際、二人の姿を見届けていたWeb詩人のW・Bイェーツが公式BBSに残した詩より“フィアナの末裔”というパーティ名が名付けられ、オルカに対しても“蒼海”の称号が定着した。 ◆The World (ZERO) フィアナの末裔と呼ばれる有名プレイヤーの一人。 頻発するThe Worldの異常についての調査をバルムンクと共に進めている。 マク・アヌにて話しかけても反応の無い正体不明の猫PC(ミア)を発見し見張っていたが、何の収穫も無いまま逃げられてしまう。 ◆The World (GAME・Vol.1、Vol.4) 主人公のリアルでの親友。主人公を『The World』に誘った本人。 The Worldでは“蒼海のオルカ”と呼ばれており、彼のパートナー“蒼天のバルムンク”と並ぶ有名プレイヤーの一人である。助けを求めるプレイヤーに対しては助力を惜しまず、他のプレイヤー達からの評判も良い。 初心者の主人公にThe Worldの遊び方をレクチャーしている際、アウラとスケィスの追撃戦に巻き込まれてしまう。その中でデータドレインを受けた為にPCが消滅してしまい、プレイヤーの意識がゲームの内部に取り込まれてしまった。 ウィルスバグ事件が解決した後、プレイヤーのリハビリを経てゲームでも復帰する。 久々にログインしたThe Worldで「絶対倒せないバグモンスター(ウィルスバグ)を倒した凄い奴ら」の噂を耳にしたオルカは、それを他のプレイヤー達に「The Worldを救った伝説の勇者のパーティー“ドットハッカーズ”」なのだと彼なりの解釈で説明する。結果、この話は沢山のプレイヤー達の間に際限無く広まってしまった。 本人は広まった事をそれほど気にするわけでもなく、「ドットハッカーズ仕様のPCとか出したりして」などと冗談めいたことを言っていた。 ◆The World (Another Birth) 未帰還者となったカイトの友人が使用していたPC。 ミアがブラックローズに見せた幻影の中に、スケィスとの激闘を繰り広げるオルカの姿が映し出されていた。 ◆The World (Unison) The Worldの有名プレイヤー。 禍々しき波の残滓として残っているウィルスバグを調査・殲滅するべく、カイトと行動を共にしている。 この頃は復帰から間も無い時期のようで、いまいち冴えの無い動きをするオルカの様子を見たカイトやバルムンクから心配されたり、からかわれたりされていた。 ◆The World (GIFT) 今回の加害者。 ゲーム本編での出番が極端に少ないことに不満を積もらせていた彼だが、そのストレスがついに爆発。目立ちたいがためにPCエディットが瓜二つなベアをPKし、自らがベアに成り代わった。 カイトらの前で「本当は自分が腕輪所持者になる筈だった」など愚痴を溢したり、再ログインしたベアと対決したりと一悶着を起こすが、最後はベアと和解。共に温泉で心を癒し合う。 ◇現実世界 中学二年生の少年。名前はヤスヒコという(漢字表記、苗字などは不明)。 人に誇れるような特技も無く、平凡な日常に物足りなさを感じている時に『The World』のプロトタイプである『フラグメント』と出会った。 そこで作り上げたPC・オルカはヤスヒコの理想を投影した姿であり、ゲーム序盤の彼の言動からもその様子が窺える。ちなみに実際の外見は、PCの筋骨隆々としたエディットからは想像し難いほど掛け離れたものらしい。 オルカがスケィスにデータドレインをされた際、ヤスヒコもまた意識不明の昏睡状態に陥ってしまい、新里病院に搬送された。 事件解決の後に意識が回復し、それから数ヵ月後にはThe Worldへ復帰を果たす。しかしゲームは一日一時間という約束をさせられ難儀している。 女剣士 (PC / 剣士 / 女性) CV:千葉千恵巳(SIGN) / 中山さら(黄昏の腕輪伝説) 登場作:SIGN / 黄昏の腕輪伝説 ◆The World (SIGN) 第9話『Epitaph』のゲストキャラ。PC名は不明。 リアルで旅行に出かけるため、その場に通りがかった司に自分のプチグソの世話を押し付け同然で依頼する。 しかし予防接種を行っていなかったプチグソは特殊な病気を発症。司はその特効薬を苦難の末に発見しプチグソに与えるも、寸での所で間に合わず昇天してしまう。 女剣士は自分のペットが死んだ原因は司の世話を怠ったためだと勘違いし、自分に原因があった事を知らずに司を責め立てた。 ◆The World (黄昏の腕輪伝説) アニメ版のみに登場。第3話『不死鳥の羽』のゲストキャラ。 ―――(アニメ版設定)―――――――――― SIGNより五年前後経過した今でもその性格は健在。司のケースと同様の理由で、ほたるにプチグソの世話を押し付ける。 更に前回に続き予防接種を行っていなかったため病気が発症。だが今回はほたるやシューゴの尽力あってプチグソは一命を取り留める。助かったプチグソは元の飼い主に背を向けてほたるに懐いた。 その後、病気だと知った上でほたるに押し付けたという事実が露見。シューゴや砂嵐三十郎に説教され、ほたるを除く女性陣三人からみっちり御仕置きを受ける羽目となった。 ◇現実世界 詳細は不明。 |